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日本選手権第74回ライスボウル記者会見

12月16日、アメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯第74回ライスボウルの記者発表をオンラインで開催しました。

「厳しいコロナ禍の状況の中、競技の運営に携わった医科学委員会の皆さん、各学生連盟、社会人協会のご尽力で第74回ライスボウルを開催するに至りました。長年ご協賛いただいております、プルデンシャル生命様を始め、関係各位のご努力に対して心より御礼申し上げます」

 冒頭、主催者を代表して公益社団法人日本アメリカンフットボール協会・国吉誠会長が挨拶。

「激戦を制しライスボウル出場を決められた関西学院大学、オービックシーガルズの選手の皆様、おめでとうございます。新型コロナウイルスの影響がある中、たゆまぬ努力をされた選手の方々、ならびにそれをサポートしたスタッフの方々に心より敬意を表します。当社にはアメリカンフットボールの選手、コーチ、監督など、関係者が100名以上おります。社員をはじめ、日本の多くの皆様が関心を寄せるこの大会に微力ながらお役に立てることを大変光栄に思っております。当日は出場される両チームのスポーツマンシップに溢れたプレーを大いに期待しています。日頃の練習の成果を遺憾なく発揮することを祈念しております」

 ライスボウルのメインスポンサーとなって16回目の大会を迎えたプルデンシャル生命保険株式会社・高橋淳・執行役員から、関西学院大学、オービックシーガルズにエールを贈っていただきました。

出場チームのコメント

関西学院大学ファイターズ
大村和輝監督

昨日の試合(JXB)を拝見しましたが、オービックは我々とどのぐらいの差があるか想像がつかないほど強いので、とにかく今できることを一生懸命やっていい試合ができるように頑張りたいと思います。

関西学院大学
主将RB鶴留輝斗(4年)

学生代表としてプライドを持って試合に臨みたいと思います。

オービックシーガルズ
大橋誠ヘッドコーチ

関西学院は例年と変わらず非常に緻密なフットボールをするという印象を持っています。そこにどう我々が対抗していくかということを準備していきたい。今季の集大成としてふさわしいゲームができるように頑張ります。

オービックシーガルズ
主将RB地村知樹

自分たちのフットボールをするだけ。自分たちらしさを試合で発揮したい。

質疑応答

――関学・大村監督に質問です。JXBをご覧になって一番印象的だったのは?

関学大・大村監督

攻撃でいえば新しく入ったQB(ジミー・ロックレイ)。パスも正確でリリースも速い。精度の高いパッシングゲームをしている。RBは李選手が年々パワーアップしている印象。OLも強い。全員になってしまうが、かなり攻撃力がある。守備は今年から(昨年まで立命館大のコーチだった)池上コーチが入られたので、我々のことをよく知っている。大橋HCも昔一緒にやらせていただいたので、私のことを良く知っている。私も大橋HCのことは知っていますが、やりにくいところはあるなと思います(苦笑)。


――両監督・ヘッドコーチにうかがいます。大村監督はシーガルズで5年間コーチをされていましたが、その時に感じたシーガルズの哲学、文化についてどう感じたか? 大橋HCには大村監督と一緒にコーチをする中で、どんな印象を持っているか?

関学大・大村監督

(オービックシーガルズは)チームとして前向きな発言や行動が多いチーム。どんな状況になっても最後まで自分たちのフットボールをやり抜くということが根付いていると感じていました。とにかく逆境に強い、逆境を楽しめる、そんなチームづくりをされていたという印象です。

オービック・大橋HC

大村監督には彼がチームに在籍していた時、本当に助けてもらいました。彼と一緒にやっていて凄いなと思うのは相手の嫌がることをものすごくよく知っていることです。一緒に戦っている時も、「相手チームにいたら嫌だな」と思わせるコーチです。今回もやりにくいな、と思っています。


――両主将にうかがいます。それぞれの相手の印象と、どういうところに勝機を見出していこうと考えておられますか?

関学大・鶴留主将

JXBを見て、オービックはどのポジションもレベルが高く、我々とは差があるなと感じました。その中で私たちはずっとやってきたファンダメンタルやプレーの精度といったところをどこまで突き詰められるか、というのがポイントになってくると思っているので、この3週間、しんかりと準備していきたいと思います。

オービック・地村主将

僕自身、関西大学出身で、学生時代は4年間、関西学院大学さんに負け続けてきたので、甲子園ボウルを見ても、プレーの完成度は高いなというのは感じています。OLはRBの走るコースをわかってブロックしているなと感じますし、組織的な強さを持ったチーム。我々は個々の能力、チームとして前向きな姿勢、勝ち気な姿勢を見せて対抗していきたいと思ってい
ます。


――大村監督にお聞きします。監督として臨む初のライスボウルですが、特別な思いはありますか?

関学大・大村監督

よく聞かれるのですが、正直あまりありません。試合をどうやってやろうかということだけを考えているだけで、個人的にどうこうということはありません。