オービックシーガルズ|注目選手

QB6 菅原俊(すがわら・しゅん)

1986年1月26日生172kg 83kg 血液型O型
法政大学卒

 過去2大会連続で大会最優秀選手賞のラッシュ杯を獲得。学生時代の2度を含め、今回が5度目のライスボウル出場と なる。学生時代から米大学フットボールのビデオ分析から、さまざまな戦術を探り出す「フットボール戦術オタク」を自称 してきたが、近年はなかなか時間がとれずに欲求不満気味。
 しかし、対戦相手のビデオ分析に費やす時間はチーム随一だ。社会人一年目はオンワードオークス入りしたが解散の不運に見舞われ、その後、相模原ライズに所属。一昨 年の春にシーガルズへ移籍してスタートQBの座を勝ちとり、日本一奪取の原動力となった。 今季ファーストステージは75回投51成功906ヤード、10TDの高効率を示しながらインターセプト4は不本意な結果。
 しかし、セカンドステージ以降は持ち前の分析力と正確性を発揮して、社会人三連覇にチームを導いた。JXBでは鹿島ディアーズの深いパス守備を 丁寧にショートパスで突き続ける集中力を発揮して、33回投23成功(69.69%)194ヤード、3TD、インターセプト1の出来映えだった。

WR 85 萩山竜馬(はぎやま・りょうま)

1985年2月22日生183cm 92kg 血液型B型
東北大学卒

 ファーストステージの13レシーブはセントラル・ディビジョン8位タイに甘んじたものの、7TDは堂々のリーグ全体1位タイ。 TE並の体躯ながら、1回平均20.6ヤードとロングターゲットとしての地位を確固たるものにし、国内最強と呼び声の高い 木下典明(立命館大)と、独特のアクションとクイックネスでビッグプレーを量産してきた清水謙(専修大)のベテラン二 人のWRに勝るとも劣らない存在感を発揮した。
 07年にNFLヨーロッパ挑戦。09年オールXリーグ初選出され、昨年日本代表入り。平日は母校のヘッドコーチとして後輩の指導育成に当たり、今季東北学生リーグで2年ぶりの優勝、東日本 王座戦に駒を進めた。コーチと現役プレーヤーを両立させる

主将・LB2 古庄直樹(こしょう・なおき)

1978年2月9日生172cm 85kg 血液型A型
立命館大学卒

 北海道生まれ。幼少の頃は小児ぜんそくに苦しんだが、体質改善を目的に2歳から水泳に取り組み、小、中学校では 野球、関西大倉高でフットボールをはじめる。高校時代はFBで2年時からスターター。立命館大では1年時の夏にSSに 転向。
 2年時からスターターとして98年、甲子園ボウル制覇に貢献し、00年マイカルベアーズで1年間プレー後、01年に シーガルズ入団。04年にSSからWLBへ転向。強靭なフィジカルパワーとスピードを武器に、ラン攻撃はもちろん、パス 攻撃にも人員を入れ替えずに対応できる近代型LBとして存在感を発揮し続けている。
 05年ジャパンUSAボウルで日本代表入り。07年第3回W杯では日本代表副将を務め、同年チームでもリクルート社出身以外で初の主将に就任。昨季 よりコーチ兼任。ファーストステージ5試合でチームリーダーとなる19タックルを記録。JXBでも驚異的な7.5タックルと気 を吐いた。11年SWC日本代表主将。04〜10年オールXリーグ、今季2年ぶり8度目の選出となった。

DL/LB 23 バイロン・ビーティJr.

1988年3月4日生188cm 109kg
米コロラド大卒

 シーガルズ守備フロントで一際存在感を発揮した新人ハイブリットLB。43体型のエッジラッシャーとしてはもちろん、34 体型にシフトした時にはDTに入ったり、OLBとしてパスカバーに入ったり、文字通り縦横無尽の活躍を見せた。パワー、 スピード、テクニックとどれをとっても本場仕込みの本格派。
 ブリガムヤング大LBとして活躍した父と、米プロフットNFLにドラフト1巡指名で活躍した攻撃ラインの叔父クリス・ナエオロ(09年までジャクソンビルでプレー)を持つ本格派フット ボール一家で育った。真骨頂はどんなプレーに対してもアグレッシブにプレーし続けるタフネスだが、JXBでは鹿島の後半の反撃の勢いを断つ値千金のインターセプトを記録した。
 反対サイドを守る副将DLケビン・ジャクソンの「KJ」に対し、「BJ」のニックネームで呼ばれている。ハワイ州カーワ生まれ。

 
第67回毎日甲子園ボウル
26th JAPAN X BOWL
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